国際高度脳腫瘍治療センターについて
IMC Medical Groupでは、コロナ禍において実際に来日することのできない海外在住の脳腫瘍患者さまに対し、遠隔診療・セカンドオピニオンを数多く手掛けてきました。そして、これからのポストコロナ時代において、量・質ともにハイレベルである日本の脳腫瘍治療を希望する患者さまに対して門戸を拡げ、スピーデイー・スムーズかつ的確な治療運用へといざなうべく、「国際高度脳腫瘍治療センター」を開設するに至りました。これまでの治療実績から、多岐にわたる医療連携を通じ、患者さまの人生を取り戻すべく、最高の治療の提案と遂行、また、各種治療を高いレベルで合作するベストミックス治療戦略を提案提供できる体制を目指します。
IMC Medical Group理事長・国際高度脳腫瘍治療センター長
林 基弘
医師紹介
国際高度脳治療センターでは、長年にわたり脳腫瘍の治療にあたってきた脳外科医が、診療にあたります。
デザート
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Motohiro Hayashi
林 基弘
センター長
◆日本脳神経外科学会 認定専門医・指導医・代議員
◆日本定位放射線治療学会世話人
◆アジアガンマナイフアカデミー代表世話人
◆日仏医学会理事
◆世界脳神経外科学会連合(WFNS)・定位放射線治療部門 役員(2010-2017)
◆国際定位放射線治療学会(ISRS)役員(2014-2017)
◆国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST)客員研究員(2020から)
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Takashi Maruyama
丸山 隆志
副センター長
◆厚生労働省がん研究助成金指定班(2007-2018)
◆JCOG (日本臨床腫瘍研究グループ) プロトコール審査員 (2015-2018)
◆日本脳神経外科コングレス運営委員就任(2018)
◆日本脳神経外科学会評議員(2018)
◆総務省情報通信審議会情報通信政策部会 IoT新時代の 未来づくり検討構成員
治療方法
症状や状態に合わせて、多岐に渡る治療の中から最適な治療法を選択します。
trigeminal neuralgia
開頭手術(覚醒下手術)
Brain Surgery
<治療適応>
❖原発性悪性脳腫瘍(成人・小児グリオーマ)
❖大きさのある脳腫瘍(転移性脳腫瘍含む)
❖すでに脳神経症状のある脳腫瘍(頭蓋底腫瘍など)
❖若い患者さまの良性腫瘍
❖その他
一般に頭蓋内圧亢進もしくはてんかんなどの症候性脳腫瘍、および症状がなくても若い患者さまには開頭腫瘍摘出術が第一選択として勧められます。脳疾患で命を落とすメカニズムは、頭蓋内圧が上がり脳ヘルニアが惹起されることが原因の一つです。腫瘍が大きければほとんどの症例で脳浮腫を伴っており、たとえ担癌患者さまであっても開頭摘出術が必要となります。また、三叉神経痛など神経症状がすでにある頭蓋底腫瘍なども症状改善のために必要となります。
手術意義は上記のような減圧目的だけでなく、病理組織所見が得られることもその後の治療指針(放射線治療・化学療法など)を検討していくうえで有用となります。とくに原発性悪性脳腫瘍(グリオーマ)は生命および機能予後が一般に悪いため、いかに合併症を出さずに摘出率を上げるかということが予後を良くするために必須であり、術中MRIを用いた覚醒下手術が最適であると知られています。手術では、開頭し脳表を出した後に患者さまの目を覚まし、話しや動きを確認しながら摘出することになるため、豊富な経験と高い技術力が必要となります。
当センター丸山隆志副センター長は、グリオーマ覚醒下手術において豊富な症例を経験しています。また、小児脳悪性腫瘍も難易度が高いと言われており、同センター所属の藍原康雄医師は経験・執刀数・治療成績も豊富です。
<治療日数>
2~3週間 程度
定位的放射線治療(ガンマナイフ等)
Gamma Knife
<治療適応>
❖転移性脳腫瘍
❖良性脳腫瘍(聴神経腫瘍・髄膜腫・下垂体腫瘍など)
❖手術困難箇所の腫瘍(海綿静脈洞内腫瘍・術後残存など)
❖脳動静脈奇形
❖三叉神経痛
❖一部のグリオーマ
定位的放射線治療は高エネルギーの放射線を用いて、まるでメスで病巣を正確に切り取るように開頭せずに完治を目指す治療法です。治療精度は0.1mmであり、たとえば聴神経腫瘍などで隣接している0.2mm幅の顔面神経をきれいに照射野から外して高線量一括照射が可能となります。腫瘍壊死を惹起しつつ、顔面神経を100%に近い確率で温存できる高精度の治療です。
代表格であるガンマナイフは、元来三叉神経痛に対して如何に開頭せずに治癒するかという発想のもとつくられたと言われ、直径3mmの神経に対して4mmの球状照射野を点と点で合わすことのできる技術を持ち合わせています。とくに高齢で手術が受けられない患者さまなどに対して高確率で除痛できており満足度の高い治療と言われています。
一方で、ガンマナイフにて従来使用されていた頭部固定フレームではなく、専用マスクにて簡易固定し治療を行えるようになったガンマナイフ・アイコンやZAP-Xという最新機器が登場し、3センチの大きさのある転移性脳腫瘍や非良性髄膜種、そして一部のグリオーマなどに対して寡分割照射にて適応できるようになって参りました。年齢や状況にもよりますが、小児脳動静脈奇形治療に関しても、フレーム無し、全身麻酔無し、当時カテーテル検査無しの日帰り治療も可能となっています。
<治療日数>
基本1日(外来治療)
寡分割治療の場合は3-5日間を要する(日帰りも可能)
陽子線
Proton Beam
陽子線は、「設定した深さに到達したときに最大のエネルギーを放出して停止する」という物理的特性を持っています。病巣のある深さに合わせて陽子線の照射を設定すれば、その病巣にあたった時点で最大の効果を発揮して停止し、奥までは突き抜けないのです。一人ひとりの患者さまに最適な照射を計画することで、腫瘍をピンポイントでくり抜くように治療することができ、同時に正常な組織への影響を少なくすることができるという利点があります。
陽子線治療は、がん細胞のみを狙い撃ちできるため、他の正常な細胞へのダメージが小さく、従来の放射線治療と比較すると副作用が軽くすみます。体への負担や、治療後の社会復帰に支障をきたすことが少なく、QOL(生活の質)を保つことができます。また、治療期間中は原則として入院する必要はなく、通院での治療となります。
<治療適応>
基本条件:
他臓器への多数の転移がなく、病巣が一定の範囲に限られていること
これから陽子線治療を受けようとする部位に、以前、放射線治療を受けていないこと
<適応疾患>
肝臓がん、前列線がん、肺がん、食道がん、膵がん、頭頚部がん、脳腫瘍、頭蓋底腫瘍、小児がん (施設により、多少受け入れられる疾患は異なります)
<治療日数>
基本一週間(外来治療)
照射する回数や期間は、患者さま一人ひとりの病状によって異なります。
重粒子線
Heavy Ion Beam
重粒子線治療では、陽子より12倍重い炭素粒子を用いているため、線量集中性と生物効果の両面において、がん治療に適した性質を有しています。
体内で高線量域(ブラッグピーク)を形成するため、従来のX線よりもがん病巣に狙いを定めた照射が容易で、その分周囲の正常組織への影響が少なくなります。ピーク部分の生物効果(細胞致死作用)は、X線や陽子線より2~3倍大きいという性質がありますので、従来のX線に抵抗性を示すがんにも有効です。
重粒子線の生物効果(細部致死効果)は体表面近くでは小さく、深くなるほど大きくなりピーク部分で最大になるという特徴があります。従って、重粒子線のピーク部分を病巣の位置とサイズに合わせることで、病巣は周囲の正常組織より物理的にも生物学的にも大きな線量(影響)を与えることが可能になります。
<適応疾患>
骨・軟部肉腫(手術が困難なもの)、頭頸部がん(鼻・副鼻腔・唾液腺等)、頭頸部がん(涙腺がん)、前立腺がん、膵がん、眼腫瘍(悪性黒色腫)、大型の肝臓がん(4cm以上)、肝内胆管がん、大腸がん(術後再発)(手術が困難なもの)、子宮頸がん(腺がん) (施設により、多少受け入れられる疾患は異なります)
<治療日数>
照射する回数や期間(1週間~5週間)は、患者さま一人ひとりの病状によって異なります。
ホウ素中性子捕捉療法
BNCT
BNCT(Boron Neutron Capture Therapy)は、中性子とホウ素の核反応を利用したもので、正常細胞にほとんど損傷を与えず、がん細胞を選択的に破壊する治療法で、初発・単発がんのみならず、個別臓器に広がったがんや転移性がん、難治性がんにも効果が期待できます。
また、通常の放射線治療を行った後でも治療可能であり、再発がんの治療にも効果が期待されるほか、他の治療法とBNCTを併用することによって治療の効果がさらに高まる可能性もあります。
本治療法は、切開や切除を行わず低侵襲であり、QOL(生活の質)向上が大きく期待されます。
<治療適応>
適応疾患:
切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌(施設ごと、受け入れる条件が異なります)
<治療日数>
治療と入院は1週間前後、患者さま一人ひとりの病状によって異なります。
ECCT電場治療
ECCT
<電場治療とは>
人体内に電磁気的な力(=電場)を発生させ、癌細胞の分裂する初期段階での紡錘体を形成する微小管に影響を与えることにより、紡錘体の形成を止め、癌細胞の分裂を停止させ、アポトーシス(計画的自壊)に誘導する物理の治療法です。
<ECCT治療の特徴>
正常細胞への影響はありません。
物理的な原理に基づいた製品のため、蓄積毒性や薬剤耐性がありません。
長期的に使用可能(がんの転移、再発予防効果)。
化学療法の効果を増強(化学療法と併用すれば、1+1>2の相乗効果が期待できます)
<ECCTの原理>
癌細胞の最も顕著な特徴は制御不能な細胞分裂です。これは周期構造の形成と微小管ポリマーの破壊によって制御されたナノスケールの生体分子の活動に密接に関連しています。微小管ポリマーは高い電気分極を持つ微小管ダイマーから形成されるため、外部電界の影響に対して敏感です。ECCTは基本的に正しい周波数と電圧を用いて腫瘍部位の周囲に配置された非接触の容量電極から電界を発生させるための技術です。そのため、細胞分裂の過程を妨害し、最終的には癌細胞を破壊します。低周波数及び低電圧を用いるため、ECCTは身体に安全であり、比較的副作用が無く、さらに正常細胞に悪影響を及ぼすことはありません。
<ECCT電場治療はがん細胞のみに作用>
がん細胞の誘電特性は健康細胞とは異なります。がん細胞は比較的高い誘電特性(導電率と誘電率)を持っているため、正常細胞に比べ、外部の電場に対してより敏感である特徴があります。有糸分裂の過程で微小管の活動により高電圧が起こるため、がん細胞の分裂中は、外電場に対する反応が更に敏感になります。
ECCTの強度と頻度を安全性が認められる範囲内で設定を調整することで、有糸分裂されているがん細胞にのみ的確に作用し、正常細胞に影響を及ぼしません。
<ECCT電場治療方法>
患者さま一人一人の腫瘍種類と発がん部位等に基づいた完全なオーダーメイドの治療法です。
特製のECCT電場ヘルメット、ジャケット、コート、ブランケットを装着することにより、電場を発生させることでがんに対する治療を行います。
治療の特性上、通院する必要もないため、ご自宅にいながらの在宅治療が容易に行えます。
2~3か月に一回、CTやMRI検査を行い、腫瘍の変化を確認することで、治療時間を調整していきます。
<適応がん>
脳腫瘍、肺がん、転移性肺がん、乳がん、食道がん、咽頭がん、胃がん、肝臓がん、転移性肝臓がん、膵臓がん、大腸がん、子宮がん、腎臓がん、骨転移など
ほとんど全ての固形がんに適応。
受診の流れ及び予約
対面受診の流れ
01 診察予約 下記問い合わせフォームよりご入力ください。
02 治療予定のご相談・詳細決定
治療スケジュールに則って、患者さまご本人様やご家族様のご都合やご要望をお伺いした上で、治療内容や診療日時の詳細を決定します。
03 診察当日
医師との面談とセカンドオピニオンを行います。
当日持参必要なもの:
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紹介状(お持ちであれば)
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お薬手帳
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これまでの各種検査結果のデータ(血液検査/病理検査・病理診断の記録、CT・MRIなどの画像データ等)
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ご本人様確認書類
04 お支払い
現金・お振込みのほか、各種クレジットカードのご利用も可能です。
セカンドオピニオン料金:
料金:55,000円(税抜) 平日9:00-17:00
料金:90,000円(税抜) 平日夜間・土日祝日
※自由診療の価格となります。保険証提示による自己負担軽減対象外です。
オンライン受診の流れ
01 診察予約 下記問い合わせフォームよりご入力ください。
別途、当センターより、診療日時・オンライン診療の方法・必要書類・お支払い方法等の詳細をご連絡申し上げます。
02 事前準備(必要情報の事前郵送のお願い) 以下の書類がある場合、診療日前日までに指定の宛先にご郵送ください。
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紹介状(お持ちであれば)
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お薬手帳
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これまでの各種検査結果のデータ(血液検査/病理検査・病理診断の記録、CD・ROMなどの画像データ等)
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ご本人様確認書類コピー
【郵送宛先】 〒102-0083 東京都千代田区麴町4-1-5 麴町志村ビル2階
医療法人社団知慎会 JTKクリニック TEL:03-6261-6288
03 ご入金 当センターからのご案内をご確認の上、オンライン診療日の前日までに指定口座まで診療費のお振込みをお願いします。 ご入金が確認できない場合には、ご予約をキャンセルさせて頂く場合がございますので、予めご了承願います。
セカンドオピニオン料金:
料金:55,000円(税抜) 平日9:00-17:00
料金:90,000円(税抜) 平日夜間・土日祝日
※自由診療の価格となります。保険証提示による自己負担軽減対象外です。
04 診療日当日 ご予約時間になりましたら、当センターより事前にお知らせしますURLよりアクセスしてください。
*オンライン診療当日は「ZOOM」を使用しての診療となります。